「きつい。喉から血の味がしそう…」課題のラストスパートで出し切ってパリ代表内定 パラカヌー小松沙季選手

パリパラリンピック開幕まで、あと100日。

パラカヌーの小松沙季選手(29)が日本代表に内定し、喜びの声を届けてくれた。

17日、東京に続き、2大会連続となるパリ代表に内定。

小松選手に今の気持ちをたずねると、「決まった瞬間は達成感と感動で胸がいっぱいでした。今はパリに向けてできることは何かを考えることで頭がいっぱいです」と答えてくれた。

5月9日からハンガリーで行われた世界選手権で9位に入り、パリへの切符を手繰り寄せた小松選手。

4月に「後半きついですね。本当、喉から血の味がしそうなくらい。そこをなんとか出し切れるようなメンタルを鍛えつつトレーニングしています」と話していた課題のラストスパートについては、「ここで力を緩めて負けたら一生後悔する」と、大一番で力を出し切ったという。

そんな小松選手を3年間支え続けている枦木駿監督は、確かな成長を感じているという。

枦木駿監督「この3年間やってきたことで、冷静に戦わなきゃいけないっていうところも、本人の中でやっぱり意識してもらっていた。目標はもちろん1つでも上。メダルが届くように。決勝に進むまでをどういうふうに気持ちよく進める準備をするかっていうのは、ここから残された期間に必要なところかなと」

パリ大会まで、あと100日。

「東京大会超え」を目指し、勝負の舞台に挑む。

また今回の世界選手権では、オー・シャンゼリゼを歌いながら臨んだそうで、パリではシャンゼリゼ通りを見ることを楽しみにしているという。

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