愛犬が部屋の中で急に「ダダダダーッ!」走り出したり、爆走をする場面を目撃したことはありませんか? もし、このように犬が室内を走り回るときはどのように接したらよいのでしょうか。
「犬が室内で急に走り出す理由と対処法」について、いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に話を聞きました。
犬が室内で急に走り出す理由
引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬が室内で急に走り出す場合、
- びっくりしたり逃げたい
- お尻に違和感がある
- 興奮している
- はしゃぎたい、もっと遊びたい
- 排便の前後
などの理由が考えられます。
犬が室内で走り出す前にはサインがある
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犬が走り出す直前にはいくつかのサインがあります。
たとえば、
- トイレの後に足で地面を蹴った後
- 嬉しくてピョンピョン飛び跳ねた後
- 目がらんらんとしている
- 飼い主と目が合わない
- 一点をじっと見つめ、一瞬動きが止まった後
などは、犬が急に走り出す前のしぐさである可能性があります。
このほかにも、犬にとって音や触感などの違和感も突然走り出すきっかけとなることがあります。
愛犬が突然爆走を始めた場合の対処法
引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬が突然スイッチが入ったかのように走り出したり、室内を爆走し始めると止まらない場合もあるかと思います。この対処法として3つのことを紹介します。
①犬に冷静な態度で接して興奮させないようにする
日頃から愛犬が走り出したり興奮しているときは冷静な態度で接することを心がけましょう。
犬が走って興奮しているときに無理に止めさせようと声をかけたり、飼い主さんが慌ててしまうと犬の興奮を高めることがあります。愛犬が落ち着くまでの間は静かに見守りましょう。
②部屋を片付けておく
愛犬が走り回っている間にケガをしないように部屋を片付けておくことも必要です。
③犬の行動範囲を狭くする
愛犬が急に走り出すことを止めさせたいとき、興奮して走りだすタイミングが分かっている場合はあらかじめ犬の行動範囲を狭くしておくとよいでしょう。
たとえば、部屋から廊下などに爆走するのであれば、ドアを閉めたりゲートを設置すると犬の興奮も短時間で収まりやすくなります。
興奮しやすい犬を落ち着かせる方法
引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬が興奮しやすい性格の場合は、興奮するきっかけや場面をできるだけ回避するようにしましょう。
興奮時には無視をするようにし、落ち着いたところで名前を呼んだりアイコンタクトをとるなど、飼い主さんがゆったりとした態度で接してあげてください。
犬の爆走を予防する方法
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愛犬の遊びが足りないなどエネルギーが余っていることで室内を爆走している可能性がある場合は運動欲求を満たしてあげましょう。
犬が突然走り出すのは本能的な行動でもあるため、止めさせることは難しいかもしれませんが、犬が興奮するきっかけを減らして落ち着かせるように心がけることが室内での犬の爆走を抑えることにもつながります。参考にしてくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・白山さとこ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください