半熟とろとろのゆで卵が食欲そそる!「鶏ひき肉の麻婆豆腐」レシピ

「鶏肉」を使った料理が得意な筋肉料理人さんのフーディストノート公式連載。今回は、とろとろの半熟ゆで卵を組み合わせた、見た目にも食欲をそそる麻婆豆腐をご紹介いただきます。鶏ひき肉を使うので通常よりあっさりめに仕上がりますよ。

こんにちは、筋肉料理人です。

今日ご紹介する料理は「半熟卵入り鶏ひき肉の麻婆豆腐」です。

鶏ひき肉で麻婆豆腐を作り、半熟ゆで卵を合わせます。

麻婆豆腐は花椒、豆板醤、ラー油を使うことで花椒のしびれる辛さ「麻(マー)」をいかし、豆板醤とラー油の唐辛子の突き抜ける辛さを入れます。しびれる辛さで額から汗が出るほど刺激たっぷり。

豚肉でなく鶏ひき肉を使うので重くありません。そしてこれに半熟とろとろのゆで卵をのっけるので、半熟卵のまろやかな風味で旨味を増し、辛味を和らげて味変、食べ飽きないおいしさに仕上がります。鶏ひき肉と卵を使うので、親子麻婆豆腐みたいなレシピです。

半熟とろとろのゆで卵が食欲そそる!「鶏ひき肉の麻婆豆腐」レシピ

調理時間

30分

分量

4人分

材料

豆腐…2丁(800g)

鶏ひき肉(むね肉)…240g

卵…4個

長ねぎ…1本

にんにく…2かけ

しょうが…10g

豆板醤…小さじ1

塩…適量

ごま油、サラダ油…各小さじ2

(水溶き片栗粉用)

片栗粉、水…各大さじ2と1/2

A

甜麵醬…大さじ2

しょうゆ…大さじ1

砂糖…大さじ1

鶏がらスープの素…大さじ1

日本酒…大さじ2

水…2カップ

花椒パウダー…8振り分

作り方

1. 半熟ゆで卵を作ります。鍋に1Lの湯を沸かし、塩少々を入れて溶かします。冷蔵庫から出したばかりの冷たい卵を火傷しないように入れ、7~8分ゆでます。ボウルに氷水を用意しておき、ゆで上がった卵を氷水に漬けて冷まします。こうすることで殻がつるりとむけるゆで卵が作れます。

2. 豆腐は5cm角くらいに切ります。鍋に水1Lと塩小さじ2を入れて火にかけ、豆腐を入れます。煮立たないくらいの火加減で7~8分下ゆでします。

※豆腐を薄い塩水で下ゆですることで下味を入れ、余分な水分を抜きます。こうすると作り置きしたときも後から水が出にくくなります

※豆腐は絹、木綿、どちらでもおいしく作れます

3. 長ねぎは粗みじんに切りに、にんにく、しょうがは細かいみじん切りにします。

※にんにく、しょうがはすりおろしてもいいです

4. フライパンにごま油をひいて強めの中火にかけます。鶏ひき肉を入れ、木べらでほぐしながら炒め、ほぐれたところで豆板醤、刻んだにんにく、しょうが、長ねぎの半分を入れて炒めます。中火に落として2分ほどしっかり炒めます。

※しっかり炒めることで、しょうがとにんにくの風味をまろやかにし、豆板醤の辛味を油に移します

※辛いのが苦手な方は豆板醤を半分以下の量にしてください

5. Aを加えて混ぜます。下ゆでした豆腐をザルにあげて湯を切って加えます。軽く煮立つ火加減で3分ほど煮ます。

※辛いのが苦手な方はAに入れる花椒の量を半分にしてください

6. 残りの長ねぎを加え、火を消して水溶き片栗粉を少し入れては混ぜるを繰り返してとろみを付けます。とろみが付いたら強火にかけ、完全に沸騰させて火を消します。

7. 皿に盛り付け、半分に切った半熟卵をトッピングします。お好みでラー油をかけ、花椒をふりかけていただきます。

半熟卵と鶏ひき肉の麻婆豆腐の完成です!

花椒と豆板醤、ラー油をきかせた麻婆豆腐は口に入れた瞬間、花椒の柑橘を思わせるしびれる辛味が口を刺激し、食べて飲みこむと豆板醤とラー油の熱量のある辛味が食道を通っていき、一口目から頭に汗をかきます。鶏ひき肉ベースなのであっさりめでおいしいのだけど辛くてうまい!辛いと思いつつ手が伸びます。そして半熟卵をからめて食べると、とろりとしたまろやかな味で口の中がリフレッシュされます。そしてまた麻婆豆腐を食べる、ビールを飲む、ご飯を食べるが繰り返されました。

麻婆豆腐を自作するとき、調味料の種類が結構多いです。最初は調味料をそろえるのが大変ですが、そろえてしまうとその他の材料はひき肉と豆腐メインなのでコスパは低め、財布にやさしい料理となります。「鶏ひき肉の麻婆豆腐」をぜひお試しください。

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