【静岡県知事選】真夏日を記録したかと思えば冷たい雨も…週末県内での立候補者それぞれの動きを追跡

真夏日を記録したかと思えば、冷たい雨も降った週末の静岡県内。知事選の各候補者は、閣僚や有力国会議員による応援を迎えるなどしながら熱い訴えを続けました。

知事選に立候補しているのは、届出順にいずれも新人で、

諸派の横山正文候補56歳。

共産党の森大介候補55歳。

無所属で立憲民主党と国民民主党が推薦する鈴木康友候補66歳。

無所属で自民党が推薦する大村慎一候補60歳。

無所属の村上猛候補73歳。

無所属の浜中都己候補62歳

の6人です。

鈴木康友候補は、18日 土曜日、富士宮市を訪れ、富士山本宮浅間大社近くの店舗を回っていきました。

(鈴木 康友 候補)

「どうもよろしくお願いします。よろしくお願いします」

(市民)

「大丈夫ですよ絶対勝つと思ってください」

(鈴木 康友 候補)

「はい分かりました、ありがとうございます頑張ります」

その後は、浅間大社を訪ねて「必勝祈願」です。

(鈴木 康友 候補)

「神聖な気分」「あらためて後半戦、残りの一週間 気合を入れていくぞというね、今すごいパワーを得た気がします」

また19日、裾野市では…。

(鈴木 康友 候補)

「お~!これはこれは!」

(国民民主党 玉木 雄一郎 代表)

「応援に参りました」

(鈴木 康友 候補)

「ありがとうございます!」

(国民民主党 玉木 雄一郎 代表)

「お元気そうで、頑張りましょう頑張りましょう」

応援に入ったのは、推薦を受ける国民民主党の玉木雄一郎代表です。スーパーの前の歩道にも多くの人が集まり、耳を傾けていました。

(国民民主党 玉木 雄一郎 代表)

「即戦力というのは皆さんも分かると思いますが、その中でも注目すべきなのは民間活力を生かして、例えば浜松市長だったときも、特区制度を使って343の企業を誘致して、これは全国でもトップレベルです」「浜松市でも実績を積んできたその経験とその実績を、今度は静岡県全土でみなさんやっていただこうじゃありませんか」

(鈴木 康友 候補)

「裾野にはウーブンシティという未来都市ができる。これ大チャンスであります。裾野を大きく変えるチャンスであります」「新しいイノベーションを起こす。新しい企業を誘致する、こうしたことをがんがん県市一体となってやっていきたい」

そして19日 夜は、沼津市で、東部地域の総決起集会を開きました。集会には、立憲民主党の渡辺周衆院議員や国民民主党の榛葉賀津也参院議員、また、東部・伊豆の多くの市議などが応援に駆けつけました。東部の票が勝敗を左右するとも言われる中、陣営もこの集会を“勝負の日”と表現。スタートから約30分後、会場に姿を見せたのは立憲民主党の泉健太代表です。

(立憲民主党 泉 健太 代表)

「今回の知事選挙、康友さんがどこからスタートしたかご存じですよね。まさにこの東部からスタートした」「中部圏と首都圏の間だからこそ、今からここから中心地になっていく場所ですよ」「人の資源、物の資源、知的な資 源というものをしっかりと静岡 東部に取り込んでいく、その流れを康友さんとつくりませんか !やれるんじゃないですか!やれますよ!」

(鈴木 康友 候補)

「伊豆半島本当に素晴らしい地域であります、観光資源がある自然資源がある」「世界一美しい半島じゃありませんか!世界一魅力的な半島ですよ。」「もはや西部の鈴木康友ではあり ません!東部の鈴木康友!伊豆半島の鈴木康友!」「最後の最後まで力強いご支援を賜りますよう心からお願いを申し上げまして私の訴えとさせていただきます。ありがとうございました!」

大村慎一候補は、18日 土曜日、県西部を中心に回り、掛川市では個人演説会を開きました。応援に入ったのが、上川陽子外相です。大村さんと熱い握手を交わし、話し始めました。

(上川 陽子 外相)

「もっともっと大きなチームの輪を大村慎一、大村慎一とそして今、西部が厳しい状況にあるということは少し皆さんも感じていらっしゃると思いますが、ここが正念場です。ここがチームの力の見せ所であります」

大村候補は、この場でリニア工事の関連で、岐阜県で水位が低下した地域があった問題に言及しました。

(大村 慎一 候補)

「工事をしていたら地域の井戸水が枯れたということが起きた」「最初にこの話が出たのが3か月前らしいです。3か月前に井戸水が枯れるという現象をすでにJR東海が把握して地域の一部の方にはお話ししたそうですが、(岐阜)県に全然報告がなかったといいます」「連絡ができないようでは困るわけですですから、これ私は非常に憤っています」

その上で、これまでリニア問題に関しては「1年以内に結果を出す」と話していたことについて…。

(大村 慎一 候補)

「前提は信頼関係があるということなので、それがないのであれば」「この1年以内というのはいったんストップさせていただきます」「地域に対して大きな工事をするときに、その地域に対して信頼が得られない。本当にまずいです。一番基本中の基本の『き」なので、それができていない会社とはお付き合いができませんから、このことはしっかり申し上げます」

まずは信頼関係の構築を前提に、事業は推進するということです。

この日の午後。浜松市の街頭で大村候補とともに手を振っていたのは、娘の茉央さんです。都内で働いていますが、有給休暇を使って静岡に来ているということです。

(大村 茉央さん)

「父があれだけ一生懸命死ぬ気で頑張っている姿を見て、娘の私が少しでも貢献できるように何かないかというところで、こうして街頭に立って一緒に手を振らせてもらっています」

茉央さんが手伝っているのは、SNSでの配信です。

(大村 茉央さん)

「父のどうしてもお堅い感じが出てしまっているので、それを崩すというか親しみやすさを皆さんに伝えられたらいいなと思い、SNSを始めました」

(大村 慎一 候補)

「選挙戦で娘も回っているので、久しぶりにきょう会ってすごくうれしいです、元気になります」

また、19日は、静岡市葵区で決起集会を開きました。朝から多くの人が集まるなか、上川外相が2日続けて応援に駆け付け、支援を訴えました。

(上川 陽子 外相)

「対立や分断が進んでいる国際社会のなかで大村知事を筆頭にと。外交と内政の連携と共創」「静岡県の未来を創造していく力を大村新知事になっていただいて、それを実践していただこうではありませんか」

大村候補は、集まった市民にあらためて決意を伝えました。

(大村 慎一 候補)

「私が知事になってこの静岡県民360万人の誇りを取り戻しそして一生懸命仕事をします、そして必ず必ずこの静岡県を前進できるように一生懸命頑張ります、みなさまのために頑張る知事になります仕事をさせてくださいよろしくお願いします」

(支援者)

「これ、きょう暑いから使って、柿田川の水ですから」

共産党の森大介候補は、土曜日には県東部の、日曜日には県西部の主な駅の前や、買い物客が集まるショッピングモールなどを回り、訴えを続けました。

(森 大介 候補)

「必要性が損なわれ、問題山積のリニア建設は、今回の知事選でぜひストップの審判を下していこうではありませんか」

暮らしや福祉を優先し、リニア中央新幹線の建設中止や浜岡原発の再稼働反対を訴えている森候補。街頭活動にも手ごたえがあると述べます。

(森 大介 候補)

「リニアと原発の問題、これはかなり反響、手ごたえを感じています」

(支援者)

「森さん頑張って応援してるから」「暮らし福祉最優先、リニアより環境と水を優先する、浜岡原発は再稼働NO、この3つを一緒に訴えているのは私だけです」

日曜日には西部地域を回った森候補。今後も最終日までは街頭での訴えを中心にして、その都度、有権者の声にも耳を傾けていきたいと話しています。

(森 大介 候補)

「私の戦略は(投票日前日の)土曜日まで直接街頭で私の訴えを聞いていただく、そのあとでお聞きただいた方の生の声を聞いて、それでさらに自分の政策、訴えを磨いていく形で頑張っていきたい」

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