“ゆるラン”女子向けのパウチゼリー飲料「RUN WithU」

by 編集部:湯野康隆

アサヒ飲料 マーケティング企画部 技術推進グループの森口敬介氏

アサヒ飲料は、“ゆるラン”女子をターゲットにしたパウチゼリー飲料「RUN WithU」を5月20日に発売した。今回はマーケティング企画部 技術推進グループの森口敬介氏に開発の背景やこだわりのポイントを伺った。

――商品開発の経緯を教えてください。

森口氏:2021年当時、コロナ禍でテレワーク勤務となり、通勤も無く、ふとスマホの歩数計を見ると6歩だった時、「運動しなくては!」と思いました。そして近くの川沿いをランニングするようになり、気持ちをリフレッシュすることができました。川沿いでは、同じように走っている人と多く出会い、みんな緩やかに、気持ち良く走っていて、そんな“ゆるラン”に寄り添える商品を作りたいと思ったことがきっかけです。

商品開発の際、多くの方にインタビューをする中で、ランニング時はパウチ飲料を飲む人が多いものの、メタリックなパッケージで「プロテイン〇〇g配合!」と、いわゆるガチ向けの商品が多く、特に女性はハードルを高く感じる人がいることが分かりました。そこで、“ゆるラン”女子向けの可愛いパッケージのパウチゼリーを開発することにしました。

――どんな特徴があるのでしょうか。

森口氏:“ゆるラン”女子のための、さっぱりとしたグレープフルーツ風味のパウチゼリー飲料です。女性が嬉しい3つの栄養素(プロテイン、鉄、ビタミンC)と、思わず運動したくなる楽しいパッケージが特徴です。手のひらに収まるサイズの70g容量なので、“ゆるラン”前に手軽に飲むことができます。ポケットやポーチにもコンパクトに納まり持ち運びしやすいサイズにもなっています。

RUN WithU

――こだわりのポイントは?

森口氏:“ゆるラン”女子にインタビューを繰り返し、サイズ感やパッケージデザインにこだわりました。商品名の「RUN WithU」を活かして笑顔で「一緒に走ろ♪」と声をかけてくれるようなデザインにしています。インタビュー時に聞いた「走ろうと思って準備をしても気持ちが乗らない時、誰かが一緒に走ろう、と誘ってくれたらいいのに」という声からヒントを得ました。パッケージは表情違いで6種類あり、その日その日で変わる表情の「RUN WithU」と一緒に、“ゆるラン”を楽しんでいただきたいです。

――どんな人に飲んでもらいたいですか?

森口氏:開発時に“ゆるラン”の定義を「週1回ほどランニングする人」と考えていましたが、いろいろな方に話を聞くと、「毎日走るけど時々ゆっくりランニングしたい」「運動しなきゃと思っているけれどできていない」という人も多く、そのような方からもこの商品を試してみたいという声をたくさんいただきました。「自分のペースで運動したい」と思っている方にぜひ飲んでいただきたいです。

――ありがとうございました。

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