道路沿いに大量の放置されている白い物体は、すべてポイ捨てされたごみ。
ボヤ騒ぎが起こるなど、問題となっている現場を取材した。
20日、取材班が向かったのは、全国有数の港町として知られる兵庫・神戸市。
そこで目撃したのは、目を疑う光景だった。
道路沿いに捨てられた大量のごみ。
タイヤや布団、さらに電子レンジなどが放置され、ごみ置き場のようになっている。
いったい誰が捨てたのか。
カメラは、その人物をとらえた。
問題の場所に停車した、1台の大きな車。
車内から、次から次とペットボトルをポイ捨てした。
ここは、港にコンテナを運ぶ車のための専用道路。
トレーラーの運転手が、車内で食べた弁当やペットボトルなどのごみをポイ捨てする行為が相次いでいる。
迷惑行為は、これだけではなかった。
停車した車から出てきたドライバーは、道路脇へ。
1分後、運転席に戻ってきた。
この男性は、あろうことか、車の陰で用を足していた。
神戸市は、専用道路の周辺に“ポイ捨て禁止”を呼びかける看板を設置しているが、迷惑行為はあとを絶たず、近隣住民の生活に影響を与えている。
近隣住民「汚いね。悪気なく捨てるからどんどんたまる」、「(ゴミのポイ捨てが)このあたりずっと一帯ですが、ここが一番ひどくて、きょうは少ない方。残念だし不愉快」
2024年3月には、ポイ捨てが原因とみられる“ぼや騒ぎ”が発生し、消防車が出動する事態となった。
捨てられたたばこの火が、弁当のごみに引火したとみられている。
過去にポイ捨てをしたことがあるというトレーラーの運転手は、「たばこだったらたまに、灰皿いっぱいなら、ポンと(捨てるの)はあるかな。邪魔だし、そのままポンと誰もおらんし」と話した。
神戸市は、パトロールを強化するほか、ポイ捨て禁止を呼びかける看板の文言をより強い表現にすることを検討している。