弘法大師の道を駆け抜ける KoboTrail2024

若き日の弘法大師=空海が歩いたとされる道を駆け抜けるトレイルランニングの大会が19日までの2日間、県内で開かれました。

このKoboTrailは、吉野山の金峯山寺または天川村の洞川温泉をスタートしゴールの高野山金剛峯寺までを走るもので、奥大和地域の振興を目指して2014年にはじまりました。朝早くに出発したランナーは標高1000メートル近い険しい山道をひた走り、ゴールを目指します。

この日は風が強く途中で雨も降り出したため、コースが滑りやすい過酷な条件となりましたが、ランナーは若き日の弘法大師と自分を重ね合わせて走り抜きます。そして最も長いコースで55.7キロという道のりを経てランナーはゴールの金剛峯寺に続々と到着。表情には達成感が溢れていました。表彰式では上位入賞者に記念品や賞状などが贈られ、健闘をたたえあいました。

KtoK(55.7km)男子優勝・山田敦大さん

「去年に比べて滑って何回か転倒しましたが、それが修行の道と自分で思い込んで、そうしたら自然と力が出てきて、去年より5分ぐらい速くなってすごく満足しています。」

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