マリーゴールドの始まりにパッション注入!高橋奈七永が19歳の若手をボコボコに!

20日、東京都・後楽園ホールにて『マリーゴールド旗揚げ戦 Marigold Fields Forever』が開催。第1試合ではビクトリア弓月vs高橋奈七永のパッション注入マッチが行われた

マリーゴールドはロッシー小川が代表取締役となって創設された新団体。
スターダムを退団したジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣(元:桜井まい)、ビクトリア弓月(元:弓月)の5選手に加え、元全日本女子プロレスで元スターダムの高橋奈七永、元アイスリボンでスターダム『NEW BLOOD』で偽中野たむとしてプチブレイクした石川奈青が所属となることに。
さらに、アクトレスガールズの風香プロデューサーが青野未来、澄川菜摘(翔月なつみ)、松井珠紗、CHIAKI、皇希(天麗皇希)、後藤智香と一線級の6選手を引き連れて入団したことで女子プロレス界は大騒ぎに。

加えて、元スターダム練習生の南小桃、元アイスリボンの南ゆうき、南とアイドルユニットを結成している咲村良子、咲村と同事務所の橘渚というグラドル3人が練習生として所属。さらに旗揚げ戦には“元祖グラレスラー”愛川ゆず季の来場も発表されるなどマリーゴールドは旗揚げ前から強大な勢力を持つ団体としてプロレス界の台風の目となっている。

弓月は2023年11月にスターダムでデビュー。2023新人王決定トーナメント優勝を果たすなど次世代のエースとなることを期待されていたが、ロッシーを追って今年3月末にスターダムを退団。マリーゴールド所属となり、リングネームを弓月からビクトリア弓月に改めた。
弓月は現状マリーゴールドで一番の若手だが、マリーゴールドのエース宣言。旗揚げ戦では一番のベテランである高橋奈七永を対戦相手に指名し、「あなたにパッション注入してやる」と意気込んでいた。
奈七永も「デビュー5ヶ月でこのふてぶてしさ!技術とか瞬発力とか、このキャリアではなかなかないいいものを持ってると思います。高橋奈七永の名前を出したからにはお前にしっかり注入してやるから。このパッション注入マッチっていうのはロッシー小川大社長から私への試練であり、最大のプレゼントだと思ってます」と弓月の思いを受け止める覚悟を見せていた。

この日は、第1試合で高橋奈七永vsビクトリア弓月のシングルマッチが実施。
弓月がドロップキックやエルボーを放つたびに奈七永は受けきっていき、容赦ないビンタを叩き込むと弓月は四つん這いになり動きが止まる。エルボーで心が折れかけた弓月は、ロープ駆け上がり式のアームホイップも足を滑らせて落下してしまう。奈七永は最後まで受けきった上での強烈な一撃を崩さず、ショートレンジラリアット、バックドロップで動きを止めると冷蔵庫爆弾を投下し3カウントとなった。

放心状態でコメントブースに現れた弓月は「奈七永さんに私がパッションを注入しなきゃいけなかったのに、結果として負けて、逆にパッション注入されてしまった感じになりました。でも私はこんなところでは折れないので、今日負けたけど、次は必ず私が奈七永さんからスリーとって見せるので。このままで終わらせないので!もう一度奈七永さんと、シングルやらせてください。お願いします」と気丈にコメント。

奈七永は「私みたいな大きい壁を相手にしたら、話にならないってことわかったんじゃないかな?私もうちょっとさ、ぶっちゃけさ、優しくやりたかったよ。けどさ、パッション注入してやるってあいつから言ってきたくせにさ、このザマだよ。結局高橋奈七永のパッションを注入してやりました!そして歴史の始まり!マリーゴールドの始まりにパッションを注入しました!」と熱弁した。

かつてスターダムの第1試合が高橋奈七永vs愛川ゆず季であったように、奈七永が新たなスターへパッションを注入し、女子プロレス界を背負う新たな芽を生み出した。

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