金谷拓実が「全米オープン」出場権獲得 テキサスで予選会通過

全米プロで予選落ち。金谷拓実はすぐに全米オープンの出場権を獲得した(撮影/田辺安啓(JJ))

日本ツアー6勝の金谷拓実が6月13日(木)に開幕する今季のメジャー第3戦「全米オープン」(ノースカロライナ州パインハーストNo.2)の出場権を獲得した。20日にテキサス州ダラスで行われた1日36ホールの最終予選会を通過した。

ダラスアスレチッククラブでの予選会では138人が11の出場枠を争った。金谷は2つのコースを「67」、「71」でまとめて首位に3打差の通算4アンダー4位タイ。2020年大会以来、2回目の全米オープン参戦を決めた。同会場ではメジャー1勝のフランチェスコ・モリナリ(イタリア)らが通過。LIVゴルフに所属するセルヒオ・ガルシア(スペイン)は3アンダー6位タイで並んだ7人によるプレーオフに敗れた。

金谷は前週ケンタッキー州で行われた「全米プロ」で予選落ちした後、すぐに次のメジャー切符を獲得。早々に帰国して今週の国内ツアー「ミズノオープン」(岡山・JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部)では、上位3人に付与される7月「全英オープン」(スコットランド・ロイヤルトゥルーン)の出場資格を狙う。

日本勢は松山英樹が2021年「マスターズ」優勝等の資格により出場。20日に滋賀県で行われた日本地区予選では石川遼、河本力、清水大成が出場権を手にした。また、星野陸也が同日時点での欧州ツアーの年間ポイントレース1位(有資格者を除く)のカテゴリーに入った。星野は現在、肺から空気が漏れる「気胸」により休養している。

同日に英国ウォルトンヒースGCでの予選会に参加した川村昌弘は28位に終わり、上位9枠に入れずメジャー切符を逃した。PGAツアーを主戦場にする久常涼は6月3日(月)にカナダ会場で受験予定。同10日付け世界ランク60位までの選手にも出場権が付与される。

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