元チームメイトのビルズQBアレンは「リーグ最高のクオーターバックだ」とドルフィンズSポイヤー

ジョシュ・アレンとジョーダン・ポイヤー【NFL】

セーフティ(S)ジョーダン・ポイヤーは過去7シーズンにわたってバッファロー・ビルズ守備陣のバックエンドを支えていた。しかし、今オフシーズンにビルズから放出されたベテランのポイヤーは現在、ディビジョンライバルのマイアミ・ドルフィンズに移籍している。

ドルフィンズと1年契約を結んだポイヤーは、先週末にバッファローで行われたSマイカー・ハイド主催の恒例チャリティー・ソフトボールゲームに、かつてのチームメイトとともに参加した。3月にビルズから放出されてドルフィンズと契約したポイヤーは、“きちんとしたお別れや見送りをほとんどしてもらえなかった”と指摘している。

33歳のポイヤーは現地19日(日)にその“お別れ”をした際に、ビルズのクオーターバック(QB)ジョシュ・アレンに敬意を表し、次のように語った。

「ここで俺は7年過ごした。すべての瞬間が大好きだった。人として、選手として成長させてくれて本当にありがとう。チームメイト、コーチ、みんな、すべての瞬間が最高だった。結果を残せなくて残念だっただけど、君たちにはリーグ最高のクオーターバックがいるんだ。こんなことを言うとネットで話題になるかもしれないけれど、大丈夫だ。年に2回会える。待ちきれない。君たちはマイアミに来る。俺はもう1度オーチャードパークに戻ってこられるんだ」

ポイヤーがアレンを“リーグ最高のクオーターバック”と呼ぶのは驚くことではない。過去6シーズンをアレンとともに過ごしたポイヤーは、アレンが実力が疑われるルーキーから、紛れもなくトップクラスの才能を持つまでに成長するのを見てきたのだ。とはいえ、ポイヤーは自身の発言によって新しいチームメイトやサウスビーチのメディアにからかわれるのは間違いない。ベテランのポイヤーは自分の発言が“ネットで話題になるかもしれない”と認識しているのは、これもすべてゲームの一環だと受け入れていることの表れだ。

ビルズで過ごした7年間でオールプロとプロボウルに1回ずつ選出されたポイヤーは、ドルフィンズでQBトゥア・タゴヴァイロアと刷新されたディフェンスに加わる。ビルズと同じようにドルフィンズも、カンザスシティ・チーフスとQBパトリック・マホームズが支配するAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)でプレーオフの壁を乗り越えようとしている。

同じディビジョンにとどまるポイヤーはシーズン第2週のホームゲームを含め、アレン率いるビルズと2度対戦することになる。この第2週の試合は2024年シーズン最初の『Prime Video(プライムビデオ)』配信の『Thursday Night Football(サーズデーナイトフットボール/TNF)』だ。

『The Buffalo News(バッファロー・ニュース)』によると、ポイヤーは週末にバッファローに戻ったことについて「夢を見ているみたいだった」とコメントし、こう続けたという。

「今日、ここに来て何を期待していいのか分からなかったが、ビルズ・マフィアはいつも通り現れた。ファンの応援を見るのは本当にうれしいね。さよならではなくて、また会おうだ。だから、ここに来てマイカーを応援するのは楽しかった」

【KO】

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