ルヴァン杯大会方式変更の影響…富山の声明が話題「野球みたい」神戸戦で適用

カターレ富山のホーム・富山県総合運動公園陸上競技場 写真:Getty Images

カターレ富山は今月22日にYBCルヴァンカップ1stラウンド3回戦(対ヴィッセル神戸)を控える中、ホームスタジアム(富山県総合運動公園陸上競技場)における観戦ルールの一部を変更。鳴り物応援の一部規制が話題を呼んでいる。

同クラブは19日に「観戦ルール(鳴り物)の一部変更のお知らせ」と題した声明を発表。「カターレ富山はホームゲーム開催時、試合運営について施設管理者である富山県民福祉公園をはじめ、近隣自治体と協議して運営を行っております」とした上で、ルヴァン杯の大会方式変更により、1回戦(対モンテディオ山形)、2回戦(対清水エスパルス)でいずれも延長戦以降の決着となったことにより、スタジアムに鳴り響く両チームの太鼓の音は近隣住民の迷惑となったことを報告。「富山県民福祉公園と協議した結果」として、21時30分以降(試合中の場合は試合の区切りがついた時点)の鳴り物応援を禁止。

適用開始試合を神戸戦とした上で、「観戦ルールを順守いただけない場合、退場ならびに入場禁止等の処分を講じる場合がございます。カターレ富山のサポーターはもちろん相手チームのサポーターに対しても当該観戦ルールの順守を求めてまいります」とアナウンスしている。

また公式Xアカウントでは「ルヴァンカップ神戸戦は混雑が予想されるため、近隣迷惑となる路上駐車やコンビニ等への無断駐車も厳禁です」と投稿。「フェアプレーは選手だけではありません。快適な観戦環境という作品を皆さんと一緒につくりましょう!ご協力よろしくお願いします」とファン・サポーターにマナー遵守を呼びかけている。

この富山の観戦ルール変更は、ネット上で話題に。「残業したら、途中で鳴り物応援無くなるから定時で帰らないと」「対戦相手のクラブ次第ではルール守らないかも…」といった声が挙がっている。

また一部球場で開催されるプロ野球公式戦の鳴り物応援が以前から一定時刻を過ぎると禁止されているだけに「プロ野球みたい」「野球場と違って、21時以降のスタジアム使用を想定していなかったのかな」というコメントも見受けられる。

ルヴァン杯は昨年までJ1クラブと一部のJ2クラブが参加していたが、今年からJ1・J2・J3所属全クラブが参加するトーナメント方式に。1stラウンドは下位リーグのクラブ、および前年度のリーグ戦下位クラブのホームスタジアムにおける一発勝負となっている。

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