QPS研究所、防衛省から約15.6億円の大型受注–実証衛星の打ち上げで

QPS研究所(福岡市中央区)は5月21日、防衛省から約15.65億円の大型受注を獲得したと発表した。品名は「宇宙領域の活用に必要な共通キー技術の選考実証に向けた衛星の打上げ」で、納期は2028年5月期中を予定する。

同受注は、同社が防衛省から2月28日に受注した「試作衛星の開発」において、同衛星の打ち上げやそれに付随する対応を実施するための、防衛省からの追加発注となる

開発および打ち上げを予定する試作衛星は、各種衛星コンステレーションを活用し、取得した情報をリアルタイム処理し、他の衛星に高速で伝送する技術の確立をめざしている。具体的には、小型衛星で取得した画像などのデータの高度処理を実現するオンボードデータ処理や、光通信によるデータ伝送技術の宇宙実証を行う。

今回の受注の詳細についてQPS研究所は「営業秘密保護の必要性から非開示」としている。

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