「数十人の顧客から2億円」元営業課長が“詐欺”

福岡県内にあるリフォーム会社の営業課長だった男が2022年、顧客の男性(63)に投資話を持ちかけ、現金1300万円をだまし取ったとして再逮捕されました。

警察に対し、「数十人の顧客から2億円くらいだまし取った」などと話しています。

警察によりますと、福岡市西区の無職・吉村哲容疑者(46)は2022年7月から12月までに、古賀市に住む無職の男性(63)から現金1300万円をだまし取った疑いがもたれています。

吉村容疑者は事件当時、県内にあるリフォーム会社の営業課長で、男性は顧客だったということです。

去年3月、リフォーム会社の社長が警察に「社員が複数の顧客に架空の出資話をもちかけ多額の現金をだまし取り、当社が返金を求められている」などと相談したことで発覚しました。

警察の調べに対し、吉村容疑者は容疑を認めたうえで「借金返済にあてていた」「数十人の顧客から2億円くらいだまし取った」などと話しているということです。

警察は、営業課長としての立場を悪用していたとみて、余罪などを調べています。

吉村容疑者は別の顧客(69)から同様の手口で現金150万円をだまし取ったとして、先月30日に逮捕されていました。

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