【バドミントン】山口茜がやり投げ・北口榛花から学び「自分にとって刺激になっている」

パリ五輪代表に決まった山口茜

バドミントン女子の山口茜(再春館製薬)は、他競技の世界女王から学びを得ている。

幼少期から世代をけん引する選手だった山口は、小学校時代に陸上女子やり投げで2023年世界選手権覇者の北口榛花(JAL)とバドミントンの全国大会で対戦。2―0で快勝したが、今も試合をしたことは覚えているという。

21日の取材では、北口について「日本人初だったり、史上初とか新記録みたいなのをどんどん乗り換えているのはすごい」と切り出し、「一番上に立っても、さらに上を目指していく姿勢やより成長していく姿勢は自分にとって刺激になっている」と口にした。

この日、日本協会がパリ五輪代表を発表し、山口はシングルス代表に選出。都内で行われた会見では「今回の五輪では笑って終われるようにベストを尽くして頑張りたい。結構プレッシャーのかかった場面でも前よりは楽しくやれるかなと思う」と力を込めた。

前回の東京五輪は準々決勝敗退。パリ五輪でのリベンジに向けて「コンディション調整というところは少し心配だが、シード権とかの問題もあるので、大会にも出る。五輪でコンディションの不安なく戦えるように準備をしたい」と前を見据えた。

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