「定額減税の還付金がある」などかたり 税務署職員を名乗る男から電話 魚津市の男性約300万円詐欺被害

魚津市の60代男性が「定額減税の還付金がある」などとかたる還付金詐欺の被害に遭い、300万円近くをだまし取られていたことがわかりました。

魚津警察署によりますと魚津市に住む60代の男性は5月9日、自宅の固定電話に税務署の職員を名乗る男から電話があり「定額減税の還付金があり、金融機関の職員から連絡があるので指示に従ってほしい」などと言われました。

その後、金融機関の職員を名乗る男から電話がありATMで手続きをするよう促され、男性は金融機関のATMに向かい、携帯で「050」から始まる番号に連絡を取り「書類番号を入力してほしい」などの指示に従い、ATMを操作しました。

さらに「インターネットで振り込みができる口座はないか」といわれ、電話をつないだまま自宅に戻り、パソコンでインターネットバンキングの操作もしました。

男性が取引明細を確認したところ、見知らぬ合わせて4つの口座に多額の振り込みをしていたことから、詐欺被害に気付きました。

被害額はあわせて297万5000円あまりに上ります。

警察は、官公庁の職員を名乗り還付金の手続きをさせようとするのは特殊詐欺の手口として相談してほしいと呼びかけています。

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