【天気】鹿児島・南九州市川辺町 「天狗米」種もみの準備に大忙し

20日の午前7時半。南九州市川辺町の大久保集落の東さん家を訪ねると・・・

朝早くから行われていたのは、稲の種まきです。

「播種(はしゅ)機」という専用の機械で、種もみを均一に敷き詰めていきます。

東 篤さん
「ここのお米は『天狗米』といってブランド化している」

中俣美咲気象予報士
「(2023年いただいて)おいしかったです!」

東 篤さん
「おいしいでしょ!すごく人気がある」

こうやって、苗を作っていくんですね。

途中から、近くに住むお兄さんご夫婦も加わり、スピードアップ!

種もみの量を調整しながら、約150箱分の種をまいていきます。

東 篤さん
「根気がいる。でも楽しい」

私(中俣予報士)もちょこっと手伝わせて頂きました。

全部まき終わったらたっぷりの水分を与えて、同じ機械を使って、上から土をかけていきます。

このまま3日ほどで芽が出るそうですが、シートをかぶせることで保温効果を高めて、発芽を促すそうです。

東 篤さん
「(盆地で)朝晩の温度差が大きい。水がきれい。おいしいお米ができる。今から管理をしっかりして、おいしいお米を皆さんに届けたい」

こちらの集落には天狗が舞い降りたとの言い伝えがある「天狗石」があります。これが天狗米という名前の由来にもなっています。おいしいお米が実るのが楽しみですね。

© 鹿児島テレビ放送