乳がん患者だけど腕を伸ばして温泉に入りたい!両側乳がんになりました243

先日、札幌・定山渓温泉で行われた【乙女温泉】。

乳がん患者さんや患者さんに心を寄せる20人が集まりました。

以前の乙女温泉での写真

入浴着を着用して、着衣で入るために作られた ぬくもりの宿ふる川さんの『ぬくもりSPA』に入ります。

露天風呂や軽い運動にも適した浅いお風呂などもあり、しかもありがたい仕切り付きの洗い場。男性も女性もおじいちゃんもおばあちゃんも子供もみんな着衣で一緒に入れるように、と作られたSPAなので、非常に心地よい場所です。

隣接したお休みどころもご厚意で貸し切りにしていただいて、軽いヨガやお話会も。

おやつは名物のアップルパイ、とりんごスムージー。お話も弾みます。全員自己紹介するだけで20分以上かかるのですが、その後はみなさんご縁を広げていただいてつながるっていいなあ、と感じる場所になっています。

次回は10月の予定です。

その数日前に女子大学で講義をさせていただきました。女性と健康、とメディアという内容。

その際にも入浴着のお話をしてみました。すると自分も使いたい、という学生が結構たくさんいました。

人に裸を見られることに抵抗があったり、着替えるところが苦手、などの声。

そんな彼女たちからは『誰もがふつうに使えるようにしてみるのはどうだ?』ということでした。患者さんからは入浴着を自分だけ着てしまうと自分が患者だといっているようでよろしくない、という方も。一方で患者じゃなくてもアトピーなど肌に不安がある人が着られれば心地よいのではなど、アイディアが出てきました。

入浴着着用可の温泉、実は本当にたくさんあるんですけど、ポスターもあるんですけど、なかなか広まらない。

『偏見を持たないで、と書くと偏見をもっていないひとにも偏見を与えることになるので元からなかったかのように聞こえるキャッチがいい。』

みなさんと一緒に考えたいと思います。

© HTB北海道テレビ放送株式会社