痛恨の一敗だ。大相撲夏場所１０日目（２１日、東京・両国国技館）、大関琴桜（２６＝佐渡ヶ嶽）が大関経験者の幕内高安（田子ノ浦）の上手投げに屈して３敗目。取組後は「切り替えます、すみません」と一言のみで、大きなタメ息をついていた。
優勝争いでは２敗の新小結大の里（二所ノ関）、幕内湘南乃海（高田川）、幕内宝富士（伊勢ヶ浜）を１差で追いかける。１１日目の２２日は幕内明生（立浪）との取組。今場所から、元横綱で祖父の「琴桜」を襲名している。偉大な祖父のしこ名で念願の初優勝を目指すため、これ以上の取りこぼしは避けたいところだ。
