オリヴィア・ロドリゴのデビュー作『Sour』が、Spotify史上最も再生された女性によるアルバムに

オリヴィア・ロドリゴ(Olivia Rodrigo)のデビュー・アルバム『Sour』が、Spotify史上最もストリーミングされた女性アーティストのアルバムとなった。

2021年5月21日にリリースされ、全米アルバム・チャート(Billboard 200)で初登場1位を獲得した『Sour』は、21世紀で最も長く同チャートのTOP10にランクインしたデビュー作となり、1年を通して上位にランクインし続けた初のアルバムとなった。

イギリス、カナダ、アイルランド、ノルウェー、オランダ、スウェーデン、オーストラリア、ニュージーランドのチャートでも1位を獲得した同アルバムは、リリースと同時に、全米で女性アーティストのデビュー・アルバムとして史上最多オーディオ・ストリーミング再生を記録し、Spotifyにおける女性アーティストのアルバムの週間最多ストリーミング記録を更新した。

全米レコード協会(RIAA)によって5xプラチナ・シングルに認定された「drivers license」と「good 4 u」は、全米シングル・チャート(Billboard Hot 100)のトップを飾り、全米TOP5入りを果たした「deja vu」も3xプラチナ認定を受けている。

11億回以上のストリーミング再生を記録した「drivers license」は、2021年にSpotifyで最もストリーミングされた楽曲となった他、アルバム『Sour』に収録の全11曲がRIAAの認定を受け、全米シングル・チャートのTOP30にランクインした。

米ローリング・ストーン誌が2021年のNo.1アルバムに選出し、ニューヨーク・タイムズ紙などで2021年のベスト・アルバムのひとつと称賛された『Sour』は、アメリカで4×プラチナ・アルバムとなり、全世界で2,100万枚以上のアルバム・セールスを記録し、全世界で500億回以上のストリーミングを記録している。

その他の関連ニュースとして、先日、最新アルバム『GUTS』を引っ提げたソールドアウト続出の北米アリーナ・ツアーを終えたばかりのオリヴィア・ロドリゴは、シカゴのユナイテッド・センターで行われた2夜連続公演の初日に、『GUTS』のデラックス・エディション『GUTS (spilled)』を3月22日にリリースすることを発表した。

ニューヨーク・タイムズ紙は同ツアーについて、「ポップ・スターの“GUTS”ワールド・ツアーのオープニング・ナイトは、きらめきと奔放さを備えていたが、彼女の歌の素晴らしさを実感するのに、歌そのもの以外に多くを必要としなかった」と評している。

また、現地時間5月8日にロサンゼルスで開催された米国の著作権管理団体ASCAP主催による2024年度の<ASCAPポップ・ミュージック・アワード>授賞式にて、オリヴィア・ロドリゴ(Olivia Rodrigo)と彼女の頻繁なコラボレーターであるダニエル・ニグロ(Daniel Nigro)が“ASCAPポップミュージック・ソングライター・オブ・ザ・イヤー”に選出された。オリヴィアが同賞を受賞するのは2022年に続く、2度目の快挙となり、同授賞式では、シングル「Good Luck, Babe!」でダニエル・ニグロ、ジャスティン・トランターと共作したチャペル・ローンがダニエル・ニグロに同賞を手渡した。

Written By Tim Peacock

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