WRデバンテ・パーカーがイーグルスとの契約から2カ月で引退を表明

デバンテ・パーカー【AP Photo/Wilfredo Lee】

新チームとの契約からわずか2カ月後、ワイドレシーバー(WR)デバンテ・パーカーはそこでプレーすることなく引退を決断した。

2015年ドラフト1巡目でマイアミ・ドルフィンズから指名された後、NFLで9シーズンにわたって活躍してきたベテランのパーカーが、現地20日(月)夜に『ESPN』に引退を表明した。

3月にイーグルスと契約したパーカーだが、ドルフィンズでの7シーズンとニューイングランド・ペイトリオッツで過ごした直近の2シーズンを経て、引退することを決断している。

リーグで約10年間プレーしたパーカーは、キャリア通算で119試合に出場し、キャッチ402回、5,660ヤード、タッチダウン27回を記録。

31歳のパーカーは2019年に全盛期を迎え、キャッチ72回で1,202ヤード、タッチダウン9回をマークした。それらはいずれもキャリア最高の数字となっている。

この2シーズンをペイトリオッツで過ごしていたパーカーは、昨年6月に3年3,300万ドル(約51億5,511万円)の契約延長にサインしたものの、13試合に出場してキャッチ33回、394ヤードという記録にとどまったことを受けて、今年3月に放出された。

パーカーが引退することで選手層はいくらか薄くなってしまうが、イーグルスはWR陣のみならず、オフェンス全体に才能豊かな選手を擁している。現在、イーグルスのワイドレシーバーのデプスチャートには、A.J.ブラウンやデボンタ・スミスを筆頭に、フリーエージェント(FA)で獲得され、3番手WRになる可能性が高いパリス・キャンベルや、ドラフトの後半に指名され、インパクトを残すことを目指している新人のジョニー・ウィルソンおよびアイニアス・スミスが名を連ねている。タイトエンド(TE)ダラス・ゴーダートやランニングバック(RB)セイクワン・バークリーもまた、クオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツから何度もパスを受けることになるだろう。

【RA】

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