伊東四朗とTravis Japan・宮近海斗が「特捜9 season7」第8話に登場

テレビ朝日系連続ドラマ「特捜9 season7」(水曜午後9:00)は、本日5月22日・第8話が放送。シリーズのファンにはおなじみのキャラクターである、伊東四朗が演じる伝説の鑑識・猪狩哲治と、宮近海斗Travis Japan)が扮(ふん)する若手鑑識官・佐久間朗が登場する。

「特捜9」は、「警視庁捜査一課9係」を経て、2018年4月に放送スタート。個性派刑事たちの活躍と、背景にある人生模様をしっかり描き上げる内容が反響を呼んできた。season7では、“多様性”をテーマの一つとして掲げ、主任・浅輪直樹(井ノ原快彦)の下、小宮山志保(羽田美智子)、青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)、新藤亮(山田裕貴)、高尾由真(深川麻衣)ら個性強めな特捜班メンバーのほか、捜査支援分析センター(SSBC)所属の若き分析官・三ツ矢翔平(向井康二)、直樹の妻・浅輪倫子(中越典子)、監察医・早瀬川真澄(原沙知絵)らが、多様性を増す犯罪やその背景に秘められたさまざまな人間ドラマに、全力で向き合っていく。

第8話では、猪狩が持ち込んだある事件の真実につながる重要な手がかりを、猪狩の下で鑑識のイロハを学んだ佐久間が発見し、捜査に進展をもたらすことになる。

佐久間は、大先輩・猪狩の下で修業に励んできた、真面目な鑑識官だ。season1(18年)では初々しさの漂う新人として描かれたが、シーズンを重ねるにつれて頼もしく成長。海外研修も経験した。昨年放送されたseason6・第7話では、師匠である猪狩のために捜査に協力し、直樹と2人でタッグを組んで事件の真相に迫るなど、活躍する姿を見せてきた。

そして、今回もまた、猪狩から持ち込まれた、ある事件の捜査に協力。その事件とは、猪狩の知人・佐々木敏江(中田喜子)がマンションの自室で孤独死を遂げたというもの。発見された時は死後数週間経過しており、病死と判断されたが、猪狩に頼まれて敏江の遺品整理にあたった直樹と志保は、家族も友人もおらず孤独だったはずの敏江の部屋に誰かを呼んでいたような形跡を見つけ、違和感を覚える。さらに、死亡推定日の数日前に銀行口座から400万円もの大金が下ろされていたことも判明。部屋から見つかった古い写真からは、敏江には生き別れた娘がいた可能性も出てくる。

そんな中、“終活セミナー”のスタッフ・新田春斗(島村龍乃介)が捜査線上に浮かぶ。新田は闇バイトに手を出して逮捕されて以来、青柳が何かと気にかけていた青年だった。敏江は病死ではなく、殺害されたのか。彼女の死に春斗は関わっているのか? 真実を突き止めるため、直樹は猪狩の“弟子”でもある鑑識官・佐久間に、ある検証を依頼。佐久間が現場で発見した証拠をきっかけに、捜査は大きく動いていく。

第8話の鍵を握る重要な役目を担う佐久間を、1年ぶりに演じた宮近は「キャストさん、スタッフさんの中におなじみの顔が多くて安心感がありました。アップデートされた特捜班のセットにも入って、『ドラマで見たセットだ!』みたいなミーハー心も満足できて、自分的にはうれしい経験でした」と喜び、「当然ながら、Travis Japanとして活動する宮近と鑑識官の佐久間では職種が違うので、守るべき部分や意識していることが大きく異なります。そのため撮影にあたっては、“警察官になるんだ”という意識を徹底しています。あとは、撮影前に特捜班の皆さんとの関係性をあらためて思い返しました。今回は特に、若さは持ちつつも、フレッシュ感だけではない動きを意識しましたね。自分と佐久間は年齢もだいたい同じぐらいですが、時は流れているので、佐久間も新人から成長して、また違う形になっているだろうなと考えました」と、キャラクターの成長を意識して現場に立ったことを告白。

また、鑑識官のセリフで心掛けていることについて、「自分が普段しゃべらない言葉や内容なので、宮近海斗として口にすると詰まりそうになりますが、佐久間として話すとスムーズに出るんです。だから、セリフのおかげで鑑識官になっていく感覚もありますね。また、僕が特捜班の皆さんに説明すると同時に、視聴者の皆さんもそこで捜査の重要点を認識すると思うので、情報がサッと流れてしまわないよう、僕自身が聞いても納得できるような話し方をすべきということは、特捜班の皆さんの演技を見てきて学んだところ。それはずっと自分の中で生きています」と語った。

続けて「また、今回は僕が初めてseason1で撮影に参加した時のことを思い出しました。あの時、ものすごく撮影が“巻いて”いて、僕が成功させれば、皆さんが早く帰れる状況だったんです。“ここで僕が流れを止めるわけにはいかない!”というプレッシャーを感じながら演じたんですよね。今回は久々にセリフも長くてスタジオも暑かったので汗をかきながら挑んだのですが、汗をかきかき演じている僕を、皆さんが優しく見守ってくださって…。そのまなざしが、当時を思い出させてくれました。特捜班の皆さんの前だとピシッと引き締まる感じがとても懐かしかったですね」と振り返る。

座長であり、先輩でもある井ノ原に関しては、「season1に僕が出演させていただいてから仲良くしてもらっていますが、年月がたっても関係性を変えることなく接してくださるので、気にかけてもらってありがたいなと、あらためて思います。プライベートだけじゃなく、現場で会えることが僕にとってはすごく励みになる…そんな存在です!」と信頼感をうかがわせた。

そして、三ツ矢役の向井に対しては、「残念ながら、康二くんとは現場で会えなかったんです。僕は三ツ矢くんを画面の中でしか見ていないので、どんな感じで撮影しているのか気になっていて(笑)、今回会って話ができたらなと思っていたんですけど…。でも、康二くんが演じる三ツ矢と山田裕貴さんが演じる新藤刑事、そして深川麻衣さん演じる高尾刑事という3人の事件へのアプローチはベテランの先輩方と違って、常に新たな展開を見せてくれて応援したくなるんですよね。毎回、『若手、頑張れ!』って思いながら3人の活躍を見ています」と明かし、「第8話で描かれるのは難事件ですので、僕がいなければ解決できないかもしれません! いえ、そもそも無事、解決できるのかどうか…ぜひオンエアを見て確かめてください!」と視聴者へ呼び掛けている。

“伝説の鑑識”猪狩哲治と共に、さらなる成長を遂げて「特捜9」の世界に帰ってきた鑑識官・佐久間朗が活躍する、今夜放送の第8話は見逃せない。

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