「eSIMは他人に譲らないで」、IIJが注意呼びかけ

by 竹野 弘祐

インターネットイニシアティブ(IIJ)は、同社のMVNOサービス「IIJmio」などで利用されているeSIMプロファイルの取り扱いに関する注意喚起を行っている。

eSIMプロファイルは、回線契約時に発行されるもので多くは二次元コードや番号などで発行される。通信に関する情報を含んでおり、コードの読み取りや番号を入力することで、端末が通信できるようになる。

同社は、「eSIMプロファイルは契約者に対して発行されている」とし、他人に渡すと第三者が契約者に成り代わり、不正に電話やデータ通信を行う可能性があるとしている。これにより、予期せぬ利用代金が発生する可能性があるという。

また、eSIMプロファイルの譲渡は「携帯電話回線契約の譲渡」と同じ意味となり、無許可譲渡は携帯電話不正利用防止法違反となる可能性があるため“絶対に”避けてほしいと注意喚起している。

なお、eSIMプロファイルは、端末上で保存されているため、端末を紛失または盗難の被害に遭った場合は、速やかな利用停止を呼びかけている。また、回線契約を終了する場合や機種変更する際は、古いプロファイルの削除と契約の停止を行ってほしいとしている。

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