一部閉鎖の熊本空港国内線ビル 来年1月に復旧見通し

©株式会社熊本日日新聞社

 熊本空港ビルディングは23日、熊本地震の影響で一部閉鎖している阿蘇くまもと空港の国内線ターミナルビルの復旧が、来年1月になる見通しを明らかにした。1990年代に増築した際に接合した部分の修復が長期化している。

 4月16日の本震で、増築の接合部がビルを横切る形でずれ、床に約10センチの段差が発生した。天井が落下したり、壁が破損したりする被害も受けた。

 運航は同月19日に再開したが、3階の飲食コーナーや展望デッキと2階のイベント広場などは立ち入り禁止となっている。1階の通路も一部を閉鎖し、ビル内を移動できなくなっている。

 飲食コーナーは、壁などの復旧工事中で、テナント5店のうち2店は8月中旬に営業を再開できる見通しだが、接合部の復旧完了は早くても来年1月末になるという。

 23日公表した2016年3月期決算は、売上高が前期比6・0%増の16億3600万円、純利益が10・9%増の2億5200万円で、いずれも過去最高だった。

 旅客数の増加が追い風となったが、17年3月期は地震の被害や観光客の減少で、減収減益を見込んでいる。(小林義人)