熊本城、今こそ見に来て

「案内人の会」活動再開2週間

天守閣の被災状況などを説明する「くまもとよかとこ案内人の会」の岡田三恵子さん(中央)=熊本市中央区

 熊本市のボランティアガイドグループ「くまもとよかとこ案内人の会」(会員80人)が熊本城の観光案内を再開してから2週間。すでに80組以上を案内するなど、評判は上々だという。熊本地震で大きな被害を受けた熊本城だが、「まずはありのままの姿、そして修復の過程を、多くの人に見てもらいたい」と力を込める。

 「崩れた石垣の復元には、パズルのように一つ一つ元に戻す作業が必要。途方もない時間がかかります」。2日午前、会員の岡田三恵子さん(61)は、崩落した西出丸の石垣を望む二の丸広場で、北九州市から観光に訪れた濱崎康弘さん(41)夫婦に説明していた。

 城彩苑から同広場を通り、加藤神社へと進む約60分のコース。瓦の落ちた天守閣などを目の当たりにした濱崎さんは「こんなにあちこち崩れているとは思わなかった。ショックだが、すごい迫力」と次々と写真に収めていた。

 地震で活動を休止していた同会は、6月17日に城内案内を再開。「今こそ見てほしい熊本城」と銘打ち、苑内の観光案内所で依頼を受けている。熊本城調査研究センター職員から被災状況を学んだ会員が、城の現状を伝えている。

 「熊本城は金峰山地震(1889年)などさまざな天災や戦災を乗り越えてきた」と同会の金子政利副会長(68)。「城の修復作業は、大切な観光資源になる。復興の歩みとともにガイド内容も変わるので、何度でも足を運んでほしい」とPRしている。(石本智)

©株式会社熊本日日新聞社

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