阿蘇地域で救急搬送時間5分遅く 

交通網寸断、病院被災影響

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 熊本地震後の6月に西原村を除く阿蘇地域で、救急車が通報から患者を病院まで搬送する時間が、平均で昨年同月より約5分長い約45分となっていることが4日までに、阿蘇広域消防本部の調べで分かった。

 救急搬送時間の遅れは、阿蘇大橋の崩落と土砂崩れによる国道57号の通行止めで交通網が寸断されたことや、南阿蘇地域で唯一の救急病院だった阿蘇立野病院(南阿蘇村立野)が被災して休止していることが影響したとみられる。現在の主な受け入れ先は、阿蘇医療センター(阿蘇市黒川)とそよう病院(山都町滝上)。

 同本部警防通信指令課によると、昨年6月の救急搬送件数は211件で、通報から病院収容までの時間は平均40・5分。今年6月は182件で平均45・3分かかった。現場到着までの時間も、昨年の平均11・7分に比べ今年は19・9分と約8分長くなっている。

 厚生労働省などのデータによると、2012年度の阿蘇地域の救急搬送時間は平均49・2分で、県平均の36・0分、全国の34・9分を大きく上回っている。阿蘇の救急搬送時間は、雪や路面凍結の影響で冬場に長くなる傾向にあり、同課は「道路復旧などは時間がかかるため、今後の課題になってくる」としている。(林田賢一郎)

トピック平成28年熊本地震

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