南阿蘇村立野住民が仮設入居開始 大津町の団地へ

雨の中、仮設住宅に荷物を運び入れる南阿蘇村立野地区の住民ら=8日午前、大津町

 熊本地震で被災した南阿蘇村立野地区の住民が8日、大津町岩坂に完成した応急仮設住宅「岩坂仮設団地」に入居を始めた。地震前の居住市町村以外への仮設入居は県内で初めて。

 立野地区は本震後の4月下旬、大雨で土砂災害の恐れがあるとして、旧立野小に避難中の住民らが大津町の本田技研体育館などに再避難を強いられた。水道復旧のめども立たないため、村は家屋被害の有無にかかわらず仮設入居を認めた。

 岩坂団地に入居するのは37世帯73人。入居説明会で、市原一生副村長は「岩坂の皆さんに仮設住宅建設を受けいれてもらい、感謝している」とあいさつ。大津町の担当者が上下水道、ごみ収集について説明した。

 室内を見て、立野地区の農業中村義生[よしお]さん(75)は「一歩前に進んだかなという感じ。水道が復旧したら立野に戻りたい」、妻聖子さん(72)は「ずっと避難所にいたので、ようやくゆっくり休めそう」とほっとした表情だった。

 村は8月末までに、仮設住宅を村内と大津町の7カ所に計約370戸整備する方針。7日には、長陽運動公園仮設団地でも入居が始まった。(富田ともみ)

©株式会社熊本日日新聞社

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