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被災地、蚊の対策を 水たまり解消、ネットで侵入防止

©株式会社熊本日日新聞社

被災した家屋の庭に放置されたバケツやペットボトル。雨水がたまると蚊の発生源になりやすい=熊本市西区

 日本脳炎やデング熱など蚊が媒介する感染症が懸念されるが、熊本地震の被災地では水たまりができやすく、蚊が増える恐れがある。蚊の生態などに詳しい熊本大文学部の米島万有子准教授(環境地理学)は、水たまりの解消や網戸用ネットの活用で、蚊を防ぐように呼び掛けている。

 米島准教授が地震後の益城町を調査したところ、倒壊した家屋の周囲に衣装ケースが散乱したり、ブルーシートにしわが生じたりして、水たまりができやすい状況を確認したという。損傷した下水管も汚水が滞留しやすく、「被災地は、蚊にとって繁殖しやすい環境」と説明する。

 蚊はデング熱やジカ熱、日本脳炎のウイルスを媒介するほか、アレルギー反応を起こして皮膚がただれることもある。このため「発生させない」「寄せ付けない」対策が必要という。

 「発生させない」対策は、水たまりの解消だ。ブルーシートはしわにならないように張り、屋外のバケツや植木鉢は伏せて置く。雨水升や貯水タンクには網戸用ネットを張る。

 場合によっては駆除業者に依頼。県内6社でつくる日本ペストコントロール協会県支部員の村松佑典さん(37)によると、駆除内容により料金は異なるが、一戸建てで数万~20万円ほどという。

 「寄せ付けない」対策としては、避難所や住宅の窓や出入り口に網戸用ネットを張る方法が手軽。車中泊をする場合は「クリップ付きマグネットで、車体の外側からネットを張ってください」と村松さん。このほか肌の露出を避けたり、虫よけ剤を小まめに使ったりすることも効果的だ。

 米島准教授は「蚊の発生は梅雨明け後に増える。今のうちに対策を進めてほしい」と話している。(鹿本成人)

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