震災後初のホーム戦 益城ルネサンス大勝

©株式会社熊本日日新聞社

前半、ゴールを決める益城ルネサンスFWの木村選手(左)=芦北町岩崎グラウンド
試合終了後、サポーターたちと記念撮影して勝利を喜ぶ益城ルネサンス熊本の選手たち

 熱いプレーで益城町民を元気づけたい─。女子サッカーの九州リーグに所属する益城ルネサンス熊本は10日、芦北町岩崎グラウンドで熊本地震後初のホーム戦を行い、7─0で大分トリニータレディースに勝利。チームが招待した益城町民らをゴールラッシュで沸かせた。

 大会は、皇后杯につながる九州女子選手権への推薦枠(6チーム)を争う出場決定戦で、9チームが3組に分かれて総当たりで競う。ルネサンスは、すでにアウェー戦で1勝しており、1位通過を懸けて試合に臨んだ。

 雨の影響でボールが転がらないピッチ状態にうまく対応し、FW木村絵梨選手(29)が5得点を挙げるなど、次々とゴールネットを揺らした。

 同日は、チームが用意したバスで益城町民ら約70人が応援に駆けつけた。応援コールをけん引した熊本市中央区の会社員高崎勇太郎さん(37)は「ピッチ条件が悪い中で、しっかり戦ってくれた」と勝利の余韻に浸っていた。

 4月14日の前震発生時は、益城町で練習中。余震におびえる下部組織の子どもたちと、グラウンドの真ん中で夜を明かした。選手たちは避難生活を強いられながら、ボランティア活動などで地域貢献を続けてきた。

 勝利の立役者となった木村選手は「仲間たちがつらいことを乗り越えてつないでくれたボールだったから、ゴールできた。これからも一歩ずつ進んでいきたい」。一日でも早く、益城町で「日常」を取り戻す決意を語った。(萩原亮平)