地震に負けず全国へ 苓洋・天草拓心カッター部

九州地区大会で優勝し、全国大会に向けて意気込む苓洋高・天草拓心高マリン校舎のカッター部=苓北町

 熊本県苓北町の苓洋高・天草拓心高マリン校舎のカッター部が、6日に宮崎市で開かれた九州地区水産系高校カッター競技大会で優勝した。熊本地震の影響で海上での練習が満足にできなかった中、勝ち取った頂点。22~24日に青森県で開かれる全国大会に向けて気持ちを引き締めている。

 カッターは大型船に備えられる9メートルの救命艇。レースはかじ取りをする艇長、声掛けの艇指揮、オールをこぐ12人の計14人が乗り込み、千メートルのタイムを競う。

 4月16日の本震後、有明海沿岸部では津波注意報が一時出たため、同校は授業や実習など海での活動を全て中止。カッター部も、大型連休明けまでの約1カ月間、艇に乗り込めず陸上での筋トレなどに励んだという。

 九州地区大会には、7校9チームが出場した。昨年は九州地区大会がなかったため、同校は一昨年に続く2大会連続の優勝。

 11日、町役場で優勝を報告。田嶋章二町長が「一人一人の力を合わせ、最大限の結果を出してほしい」と激励した。3年の日比野拳斗主将と小川博也副主将は「思うように練習ができなかったが、初の全国制覇を目指して今後の練習に力を入れたい」と意気込んだ。(酒森希)

©株式会社熊本日日新聞社

紙面を彩った火の国球児たち

「夏の甲子園100回」を記念し、熊本出身のスターたちの〝球児〟時代を取り上げます。 第3弾は「打撃の神様」と呼ばれた川上哲治(熊本工出、人吉市出身)です。

ご購入はこちらから