熊本城石垣に「こけし」?線画発見

地鎮や祈念の意味か【動画】

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崩れた石垣の表面に彫られているのが見つかった人形の線画=12日午後、熊本市中央区(大倉尚隆)

 熊本城総合事務所と同城調査研究センター(熊本市中央区)は12日、熊本地震で崩落した石垣から出土した、「こけし」のような人形[ひとがた]の線画が描かれている石材を公開した。石に彫られた人形の発見は城内で初めて。

 同センターは「加藤時代の石垣建設における地鎮や祈念の意味があるのでは」と推測。今後安全な場所での展示を検討する。

 人形は石材(縦46センチ、横64センチ、奥行き58センチ)の左側面に線刻。直径7センチの丸顔に目鼻口があり、長さ15センチの胴が付いている。県立美術館西側の二の丸宮内橋周辺石垣で、崩落した石を撤去していた石工が、6月27日に見つけた。

 2002年の宮内橋周辺石垣の保存修理工事の際、この人形は見つかっていたが、専門家による観察の前に元の位置に戻された。百間石垣の石材にも四角や直線、円形を組み合わせた線刻があった。

 また百間石垣では同センター職員が、樹脂のワイヤや防水マットで石垣崩落を防ぐ応急復旧工事の様子を説明した。(飛松佐和子)