球磨工高生、実習で再建貢献

益城町・木山神宮

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倒壊した木山神宮の神殿から部材を運び出す球磨工高伝統建築専攻科の生徒ら=12日、益城町

 球磨工高(人吉市)の伝統建築専攻科の生徒ら10人が12日、熊本地震で神殿などが倒れた益城町の木山神宮で、壊れた部材などを運び出す作業を始めた。再建へ一役買おうと、13日まで現場実習授業として取り組む。

 木山神宮は、千年以上続く地域の守り神。地震で楼門や拝殿、神殿が倒壊し、壊滅的な被害を受けた。いずれも文化財に指定されておらず、自力再建を余儀なくされている。

 築約250年の歴史的価値のある神殿を解体、撤去するにあたって、寺社建築に詳しい同校に協力を依頼。専攻科生や職員が安全面に配慮しながら慎重に作業した。職員がバールやハンマーを使って部材を取り出し、生徒は大粒の汗を拭いながら名札を付け、神殿の外へ運び出した。

 同科2年の蓑田崇馬[はりま]さん(19)は「彫刻など手作業で繊細に加工してある部材が多く、歴史の重みを感じた。勉強になるし、再建の力になりたい」と話した。(後藤幸樹)