テクノ仮設「不人気」解消? 2次募集抽選も

近く入居が始まるテクノ仮設団地=12日、益城町

 熊本地震で最大の応急仮設住宅で、約100世帯が入居辞退した熊本県益城町の「テクノ仮設団地」(516戸)の2次募集は抽選になる可能性が高いことが13日、分かった。町は「スーパーの出店、バス路線の新設が決まるなど不便さが解消されたため」とみている。

 テクノ団地は、熊本空港南側のテクノリサーチパーク近くで、町中心部から約7キロ離れている。1次募集では買い物や通院に不便などの理由で入居辞退が相次ぎ、県はほかの団地との立地格差解消を進めた。

 買い物支援では、流通大手イオンに出店を要請。8月中旬に仮設店舗がオープンし、それまでは移動販売車で対応する。生活の足として、商店や病院がある町中心部と団地を結ぶバス2路線を産交バスが新設し、県が入居者の運賃を負担する。

 さらに「特典」として、企業や団体から提供された冷蔵庫と洗濯機を全戸に設置。駐車スペースも広めに用意した。

 1次募集で希望していなかったテクノに当選した今吉マキ子さん(82)は「1人暮らしだけど、便利になるのはありがたい」と話し、出店やバスの情報を知って入居を決めた。

 福祉避難所に家族3人で身を寄せる主婦(46)は「町中心部まで車で10分ほど。遠いとは思わない。家電をそろえるのはお金が掛かるので、冷蔵庫などをもらえるのはうれしい」と、2次募集ではテクノを第1希望にした。

 町によると、1次募集でテクノの第1希望は94世帯にとどまったが、2次募集では約150戸の募集分を上回ったという。(後藤幸樹、益田大也)

©株式会社熊本日日新聞社

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