施設内部を本震後初公開 グランメッセ熊本

照明の枠や天井のパネル材が落下した展示ホール=15日、益城町のグランメッセ熊本(岩崎健示)

 熊本地震で被災したグランメッセ熊本(益城町)の指定管理者、熊本産業文化振興(二子石隆一社長)は15日、被害が拡大して一般の立ち入りを禁止した4月16日の本震後初めて施設内部を報道陣に公開した。展示ホールの天井板の一部が崩落するなど、非構造部材の被害が目立つ。

 グランメッセは、壁をガラス張りにするなど非構造部材が多く、余震による危険もあったため、内部はほぼ本震発生後のまま。19日から復旧作業を始めるのを前に、被災状況を公開した。

 西日本最大級の4区画計約8千平方メートルの展示ホール(天井高15メートル)は、天井板などが落下し、照明器具も垂れ下がるなど危険な状態となっている。このため県が計画していた救援物資の集積所としてはホールの一部しか使えなかった。

 ホール前の中央通路(約100メートル、天井高10メートル)も天井板が落下したり、階段の手すりが倒れたりしている。特に施設南側の被害が大きいという。

 県は復旧事業費を23億2900万円と見込み、2017年度中の完全復旧を目指す。蒲島郁夫知事は8日、本年度分として14億700万円を専決処分した。二子石社長は「再開時期に関する問い合わせが毎日のように県内外からある。県には一日も早い復旧をお願いしたい」としている。(太路秀紀)

©株式会社熊本日日新聞社

紙面を彩った火の国球児たち

「夏の甲子園100回」を記念し、熊本出身のスターたちの〝球児〟時代を取り上げます。 第3弾は「打撃の神様」と呼ばれた川上哲治(熊本工出、人吉市出身)です。

ご購入はこちらから