復興願い込め「造り物」 宇城市小川町

被災の商店街ににぎわい

小川阿蘇神社夏祭りに出展された災害ボランティアの造り物
小川町商店街に展示された造り物の前で足を止める家族連れら=宇城市

 熊本県宇城市小川町の伝統行事「小川阿蘇神社夏祭り」が15日夜、同神社や小川町商店街一帯であった。熊本地震の影響で開催が危ぶまれたが、名物の造り物には7点が登場し、復興への思いなどを表現した。

 造り物の展示は商売繁盛や五穀豊穣を願って、100年近く前から続いている。例年は商店街の各地区や企業が発泡スチロールや竹などで制作した15点ほどを出展し、出来栄えを競ってきた。

 今年は地震で地元の商店や民家、公民館などが被災。制作時間や場所の確保が難しくなって中止も検討されたが、審査会を省いて開催した。

 熊本の復興を願って「不死鳥」「災害ボランティア」を表現したもののほか、「真田幸村」「リオ五輪」など今年の話題にちなんだ作品が登場。歩行者天国となった商店街は家族連れらでにぎわった。

 主催した小川町商店街振興会の宮本晴隆会長(57)は「今年も造り物を展示できて良かった。多くの人が集まってくれ、元気をもらった」と笑顔を見せた。(田中祥三)

©株式会社熊本日日新聞社

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