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仮設最大のテクノ団地、入居開始 益城町

©株式会社熊本日日新聞社

入居が始まったテクノ団地に荷物を運び込む人たち=17日、益城町小谷

 熊本県益城町小谷の応急仮設住宅団地「テクノ団地」で17日、入居が始まった。全516戸は熊本地震の仮設住宅団地で最多。町中心部から7キロ離れ、商業施設もないため当初は被災者が敬遠したが、支援態勢の充実で一転。全戸で入居が決まった。ただ態勢が整うのは9月以降で、県や町はニーズをくみ取りながら、生活支援や孤立化防止に力を入れる。

 入居が始まったのは360戸分で、20日まで順次鍵を渡す予定。残り156戸も25、26日に手続きを終える。

 避難先の町総合体育館から移った石金テツ子さん(80)=宮園=は、企業などが提供した冷蔵庫と洗濯機を喜び、「家は全壊し、ほとんどの物を取り出せない。きょうは息子夫婦と引っ越し祝いをします」と、新たな生活に期待を寄せた。

 テクノ団地は、テクノリサーチパーク東側の民有地に県が建設。通勤、通学や買い物の不便さから1次募集では約150戸分で辞退があった。その後、県が流通大手イオンの仮設店舗を誘致。九州産交バスによる町中心部と結ぶ路線バスの運行も決まり、2次募集で全戸が埋まった。

 ただ、イオンの店舗がオープンする8月中旬までは、移動販売車で対応。常駐の相談員が入居者をサポートする「地域支え合いセンター」設置も9月になるため、当面は避難所などで活動してきた県災害派遣福祉チームの介護士らが団地内を巡回、高齢者らの孤立化を防ぐという。

 「団地の規模が大きく、周囲とのコミュニケーションが取りづらいかもしれない」=宮園の自営業、林田豊さん(70)=といった不安もあるため、町は集落や避難所が同じだった人たちが団地内でも近所になるよう配置。集会施設「みんなの家」でのサロン活動なども活用し、コミュニティーづくりをサポートするとしている。

 益城町はテクノ団地を含む12団地1285戸を設置する計画。しかし、2次募集の抽選結果で約230世帯分の不足が明らかになっており、町は新たな建設地の選定を進めている。(池田祐介、後藤幸樹)

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