古里・嘉島町の墓石、無償修復

合志市の甲斐さん

上仲間神社の玉垣の修復作業に当たった墓石販売会社の甲斐修身さん(右)。左は地元の甲斐昌和区長=嘉島町

 熊本地震では多くの墓が倒壊したが、合志市の墓石販売会社「日本石彫」社長の甲斐修身さん(63)は、出身地の嘉島町上仲間地区の墓地や神社を無償で修復した。地元住民たちは「本当にありがたい」と感謝している。

 地区の共同墓地には約110基の墓があり、地震で大半の墓石が倒れたという。中には甲斐社長の両親の墓もあった。

 甲斐社長は親戚や知人から修復の依頼を受けたが、「知り合いが困っているときに商売はできない」と、共同墓地のすべての墓を無償で修復することに。5月半ばまでに、クレーンで墓石を元の場所に戻したり、接着剤で固定。近くの上仲間神社の玉垣も倒れていたが、無償で直した。

 区長の甲斐昌和さん(68)は「墓地に加え、神社や地蔵なども無償で修復してくれた。古里を思う厚意に感謝したい」。

 甲斐社長は「生まれ育った古里には特別な思いがある。復興のお手伝いができて良かった」と話した。(田中祥三)

©株式会社熊本日日新聞社

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