復興資金、ネットで募集 東京の運営会社が応援ファンド開設

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 インターネットを通じて資金を集めるクラウドファンディングの運営会社ミュージックセキュリティーズ(東京)は20日、熊本県内の中小企業を支援する「熊本地震被災地応援ファンド」の取り組みを始めた。「熊本を応援したい」と考える全国の人たちから幅広く資金を募り、被災企業の復興に活用する。

 1口1万円で資金を募り、出資金と寄付金に5千円ずつ充てるのが特徴。集まった資金の半分が寄付金として提供されるため、企業には投資家への分配金の負担を減らせる利点がある。

 資金を集めたい企業は、運営会社の審査を経て事業計画や募集額を専用ウェブサイトで公開し、投資を募る。復旧・復興の状況は継続して報告して応援の輪を広げ、商品の販売にもつなげたい考え。

 県、熊本大、県商工会議所連合会と経営指導や商品開発への助言など企業の支援で協力する連携協定を20日に結んだ。小松真実社長は「それぞれの会社の事業計画が達成され、創造的復興が実現することを目指したい」と抱負を語った。

 同社は、東日本大震災でも同様の被災企業支援に取り組み、40社に計10億9600万円が集まった。熊本では同程度以上の実績を目指す。(小林義人)