グランメッセ熊本、全面復旧は来年7月 益城町

 蒲島郁夫熊本県知事は20日の定例記者会見で、熊本地震で被災したグランメッセ熊本(熊本県益城町)について、耐震対策を施した上で来年7月に全面復旧させると発表した。同じく休館中の県立総合体育館(熊本市西区)とパークドーム熊本(同市東区)は、来年4月に全館での利用を再開する。

 年間約86万人が訪れるグランメッセは、被害が比較的小さかった2階のコンベンションホールや会議室を来年3月末までに使用可能にする。天井板や照明枠の一部が落下した展示ホール(4区画約8千平方メートル)は来年7月の再開を目指す。

 グランメッセは、大地震の発生時などは救援物資の集積拠点となるが、熊本地震では展示ホールの天井板などが破損し、使用できなかった。このため県は、復旧工事に合わせて天井板の軽量化や照明器具をワイヤでつるすなどの対策を施す。総事業費は23億2900万円。

 県立総合体育館は、大体育室の天井つり金具などが破損した。9月の男子プロバスケットボール・熊本ヴォルターズの開幕試合に間に合わせるため、大体育室の復旧を優先する。中体育室と小体育室の復旧は12月、全館再開は来年4月の見通し。復旧費は5億円程度を見込む。

 パークドーム熊本は屋根の一部や壁の吸音材が落下。復旧費は9億円を予定している。

 このほか主な県有施設では、県立美術館や県伝統工芸館、県民交流館パレアが既に再開。県立図書館は6月1日に子ども図書室など一部の利用が可能となり、年内の全館再開を目指す。県立劇場は8月25日に開館予定。(太路秀紀)

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