飯田丸守る「鉄の腕」 熊本城、緊急工事進む

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巨大な鉄骨による倒壊防止の緊急工事が進む熊本城の飯田丸五階櫓=21日午前、熊本市(横井誠)

 熊本城総合事務所(熊本市中央区)は21日、熊本地震で石垣が崩落した飯田丸五階櫓[やぐら]を支える鉄骨の移動現場を報道陣に公開した。鉄の「緑の腕」は南側の石垣を越え、宙に浮いた格好となった。

 大林組九州支店熊本城工事事務所によると、「仮受構台[かりうけこうだい]」と呼ばれる鉄骨は全長が約33メートル、高さ約14メートル、幅約6メートル。6月上旬から工事の準備を始め、約1カ月で仕上げた。

 櫓の倒壊を防ぐ緊急工事は、(1)鉄骨を南側へ約20メートル移動(2)さらに西側へ約22メートル移動し、櫓を囲む(3)櫓の下に支柱を差し込む-で完了。この日は南側への移動で、約420トンの巨大鉄骨は4台の油圧ジャッキにより、約3時間かけてゆっくりと押し進められた。

 「これまで櫓が保持され、構台の移動が始まって若干安心した。飯田丸五階櫓は大事な建造物であり、元の姿に復旧させる」と河田日出男所長。工事は7月中に完了する見込み。(飛松佐和子)

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