露店なく…静かな「頓写会」清正ゆかりの本妙寺

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熊本地震で倒れた石灯ろうが残る境内には、笹守りを求める参拝者らが訪れた=23日午後、熊本市西区

 熊本市西区花園の本妙寺で23日、写経を納めて加藤清正を供養する「頓写会[とんしゃえ]」があった。熊本地震で、参道入り口に建つ国登録有形文化財「仁王門」が傾くなど被害が大きく、夏の風物詩として知られる露店は出店中止に。法要のみの、静かな開催となった。

 同寺は清正の菩提[ぼだい]寺。第3代住職の日遥[にちよう]上人が1612年、清正の一周忌に法華経を書写したのが頓写会の始まりとされる。午後5時半過ぎ、僧侶や信徒約40人が拝殿で大法要を開始。震災で犠牲になった人々の冥福と復興も祈念した。参拝者は魔よけの虎や笹[ささ]守りを求めていた。

 宇土市のパート従業員、真野佳代さん(54)は「いつものにぎわいがないのは、少しさびしいですね」。池上正示住職(56)は「一日も早く安全に参拝できるように戻したい」と話した。

 震災で破損した、本妙寺公園に立つ清正像のやりの修復完成奉告式もあった。(石本智)

トピック平成28年熊本地震

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