健康、住まい…悩み切実 仮設入居者ら無料相談会 甲佐町

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熊本地震被災者支援共同センターのスタッフに、被災後の悩みや困り事を相談する白旗仮設団地の入居者(右)=甲佐町

 熊本地震後、6月5日に熊本県内初めて入居が始まった熊本県甲佐町の白旗仮設団地で24日、入居者向けの無料相談会があった。被災後の悩みや困り事など切実な声が寄せられた。

 県労連や県民主医療機関連合会などでつくる「熊本地震被災者支援共同センター」(熊本市)が初めて実施。団地内の集会施設で相談を受けた。

 1人暮らしの増田八千代さん(78)は体重が8キロ減り、高血圧にも悩まされており、健康の悩みを相談したという。自宅が大規模半壊し、2年期限で仮設住宅退去後の生活の見通しも立っていない。「心配事やストレスが多い。病気になったときのことも考えておかないと…」と話した。

 コンバインなどの農業機械が被災した吉岡智香さん(78)は、修理に関する補助制度について尋ねた。入居後は毎日通う田んぼまでの距離が遠くなり、不便を感じるようになったという。「まだ知らない近所の人も多い。これから仲良くなりたい」と語った。

 同センターは今後、県内の各仮設団地で同様の相談会を開き、内容を行政に届けるという。(臼杵大介)