南阿蘇村「木之内農園」 立野のジャム作り続ける

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「あそ望の郷くぎの」の加工施設でジャムの生産を再開した「木之内農園」のスタッフら=南阿蘇村

 熊本地震で被災した南阿蘇村立野の「木之内農園」(村上進社長)が、道の駅「あそ望の郷くぎの」の一角にある加工施設を間借りしてイチゴなどのジャム作りを続けている。地震に豪雨と相次ぐ苦難に負けず、“立野の味”を守っている。

 地震で生産設備などに数億円の被害を受けたが、5月中旬には再開にこぎつけた。ところが、6月下旬の豪雨で立野地区は立ち入りできなくなり、その後も避難指示が続いたため、道の駅の加工施設を借りてあらためてジャム作りを再開した。

 慣れ親しんだ設備ではないため、生産量は地震前の7~8割程度にとどまるが、「復興を応援したい」と県内外からの注文が相次いでいるという。

 九州最大級の規模を誇り、多くの外国人客も訪れていた観光イチゴ農園の再開は見通せないが、月末までには農園のジャム工房も復旧する予定だ。村上社長(52)は「立ち上がろうとする度に新たな困難に見舞われるが、ずっと地域に根差してきた。立野の地で復興を目指す」と力を込めた。(内海正樹)

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