阿蘇神社 拝殿倒壊乗り越え… 御田祭、絶やさない

©株式会社熊本日日新聞社

広告を表示できません。

御田祭で使用するみこしを運び出す神職と地元住民ら=阿蘇市

 熊本地震で被災した阿蘇市一の宮町の阿蘇神社で、28日に催される「御田植神幸式」(通称・御田祭)の準備が進んでいる。関係者は「変わらぬ阿蘇の伝統を示したい」と張り切っている。

 国指定重要無形民俗文化財「阿蘇の農耕祭事」で最大規模。白装束の宇奈利[うなり]が練り歩く神幸行列で知られ、観光客でにぎわう。

 地震で拝殿が倒壊したため、神社境内に仮拝殿を設置。20日は神職と地元住民ら計10人が、神幸行列で神々が乗る4基のみこしを仮拝殿へ運び入れた。

 その年の豊作を祈って参列者がみこしに投げる御田苗の生育も順調だ。5月にまいた種は現在30センチほどに成長し、出番を待つ。

 50年以上にわたり苗を納めている氏子会の小代勝久会長(81)は「建物被害こそあったが、地震で阿蘇の伝統が途絶えることはない」と胸を張る。

 阿蘇神社の御田祭は28日正午前から。26日には近くの国造神社でも御田祭がある。(上杉勇太)

トピック平成28年熊本地震

Follow us!

熊本日日新聞

こんなニュースも

紙面を彩った火の国球児たち

「夏の甲子園100回」を記念し、熊本出身のスターたちの〝球児〟時代を取り上げます。 第3弾は「打撃の神様」と呼ばれた川上哲治(熊本工出、人吉市出身)です。

ご購入はこちらから

Curated by

Curated by