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県外大学が小中学校で授業支援 益城町

©株式会社熊本日日新聞社

iPadを顕微鏡代わりに使ってメダカの血液の流れを観察する木山中の2年生と、お茶の水大の貞光千春特任准教授(右から3人目)=22日、益城町
明治大の萩原一郎特任教授(右)の出張講義で折り紙の帽子を作った木山中の3年生=15日

 熊本地震で被災し、1学期を27日まで延長している益城町の小中学校に、県外の大学が続々と支援に訪れている。理科室が使えない学校に実験器具を提供したり、学ぶ楽しさを知ってもらおうと大学教員が出張講義をしたりと、日ごろの研究を生かして子どもや教員を支える。

 校舎が被災し、益城中央小を間借りする木山中。顕微鏡やビーカーなど多くの器具が壊れたため、簡単な器具での実験や観察を取り入れた授業を研究しているお茶の水女子大(東京都)のサイエンス&エデュケーションセンターが支援を続けている。

 貞光千春特任准教授(42)が22日、2年生の授業にタブレット端末iPad(アイパッド)を7台持参し、付属のカメラに市販の専用レンズを載せて約100倍の顕微鏡として代用。生徒はレンズの上にメダカの尾びれを載せ、血液の流れる様子を画面で観察した。

 「実験や観察は生徒の関心を高める。熊本の教育を後押したい」と貞光特任准教授。割れないプラスチック製のビーカーやメスシリンダーも贈った。

 明治大(同)は出張講義で木山中を応援。15日は2、3年生を相手に、折り紙の性質を研究している萩原一郎特任教授(70)が講義。「折り目を付けることで衝撃を吸収する折り紙の性質は、衝突に耐える自動車開発に応用できる」などと紹介した。3年の佐土原直樹さんは「身近な折り紙に大きな可能性があるなんて驚き」と目を輝かせた。

 永瀨善久校長(53)は「専門的な研究を生かした支援で、とても心強い。大学を身近に感じ、学習意欲につながっている子もいる」と喜ぶ。

 このほか、広安西小では2日、天理大(奈良県)の教員志望の学生16人が校内の片付けなどのボランティアを実施。飯野小では鶴見大(神奈川県)の学生ボランティアチームが、8月に学習支援の講座を開く。(益田大也)

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