被災者の笑顔を絵に

車中泊続け400人分

©株式会社熊本日日新聞社

西澤小百合さんに「にっ顔絵」を描いてもらい、笑顔を見せる女性=西原村

 熊本地震の被災者を笑顔にしようと、京都府の似顔絵師・西澤小百合さん(33)が熊本県西原村などを回り、被災者らがニッと笑った「にっ顔絵」を描くボランティア活動を続けている。

 保育士だった西澤さんは2008年、感謝の印として似顔絵を描き始めた。12~13年には愛犬と一緒に日本を一周。1万人以上に似顔絵を贈る“武者修行”を積んだ。

 6月に3週間、7月に1週間、県内の被災地に滞在。車中泊を続けながら約400人の似顔絵を描いた。家も店も壊れ「死んだ方がいい」と悩む男性や、仮設住宅での暮らしに不安そうな高齢女性もいたという。

 26日夕は、西原村鳥子であった炊き出しに駆け付けた。スケッチブックに筆を走らせ、相手の名前をヒントにしたメッセージを添えるまで約3分。同村小森の仮設住宅で暮らす主婦、曽我菜々美さん(34)は息子3人を描いてもらい、「今日はいい記念になった。部屋に飾ります」と感激していた。

 「みんなしんどい中で前を向いていて、私の方が元気をもらっている」と西澤さん。27日、京都への帰途に就いたが、「熊本の人に出会えて良かった。また来ます」と再会を誓った。(富田ともみ)

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