「新」阿蘇大橋、コンクリート橋に

九州地方整備局が決定

©株式会社熊本日日新聞社

 九州地方整備局は29日、熊本地震で崩落した熊本県南阿蘇村の国道325号阿蘇大橋の架け替えについて、全長約600メートルの新橋のうち、黒川に架かる部分(約350メートル)を4本の橋脚で支えるコンクリート橋とすることを決めた。国道57号と接続する残り約250メートル区間の工法については今後、県と協議する。

 同整備局が同日、熊本市で有識者技術検討会を開いて決めた。新たな橋の構造は「PCラーメン橋」と呼ばれ、地震で被災しても崩落しなかった同村の阿蘇長陽大橋と同じ形式。年内の測量、設計終了を目指すが、着工や完成時期は未定。

 同整備局によると、黒川沿いには活断層があると推定されており、この日の検討会では同程度の強度を持つ4案を検討。ラーメン橋は、活断層を避けて橋脚を配置でき、橋桁をつるす必要もないため工期を短縮できると判断した。

 同整備局は「阿蘇の景観を損なわないデザインという南阿蘇村の要望も考慮した」としている。阿蘇大橋の復旧は、管理者の県に代わって国が実施する。(中尾有希)