仮設完成「やっと安息」 市内5カ所目28世帯入居へ

入居が始まり、さっそく荷物を運び込む被災者も見られた南田尻仮設住宅=31日、熊本市南区

 熊本市が南区富合町の「県立こころの医療センター」の敷地内に建設していた南田尻仮設住宅28戸が完成し、31日、入居が始まった。市内の仮設住宅では5カ所目。地震から3カ月半がたち、入居者は「ようやく落ち着いて休める」と、ほっとした表情を見せていた。

 仮設住宅は1DK、2DK、3Kの3タイプで、28世帯64人が入居予定。南区役所で鍵を受け取った入居者は、順次部屋に入り、間取りなどを確認していた。ガスの開栓作業を済ませ、早速、家財道具を運び込む人もいた。

 地震直後から雁回館に避難していた新美幸子さん(75)は「仮設住宅に入らせてもらえるだけでありがたい」。家族5人で半壊の自宅から移り住む近くの農家の女性(52)も「自宅では台風などの不安が多かった。受験生の子どももいるので、少し落ち着くかな」と話していた。

 南区では同日、アクアドームくまもとなど3カ所の避難所を閉鎖し、約30人が拠点避難所の一つ、雁回館に移った。市内全域で計6カ所を閉鎖するなど、避難所の集約が進んでいる。(西國祥太)

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