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連載
東北発、熊本に届け 被災体験者のアドバイス

【東北発、熊本に届け】被災体験者のアドバイス(上)

©株式会社熊本日日新聞社

夏の夜の暑さ、扇風機でしのぐ

 宮城県で活動する学生団体「情報ボランティア@仙台」の学生記者が、東日本大震災を経験した人たちに、熊本地震被災者へのアドバイスを聞き取りました。東北のブロック紙・河北新報(仙台市)が呼び掛け実現した企画「東北発、熊本に届け」を紹介します。


仮設住宅でより快適に暮らすポイントを教えてくれた伊藤さん。日ごろから仮設住宅の集会所に出入りし、仲間との交流を楽しんでいる

 東日本大震災の津波で自宅を失った宮城県名取市の伊藤とくえさん(65)は、同市の仮設住宅に住んで5年になる。

 仮設は、文字通り「仮の」住まい。仮暮らしが長引けば、当然不備や不便が積み重なり、生活の不満になっていく。

 これから特に注意を払わなければならないのは、夏の夜の蒸し暑さ。伊藤さんの仮設住宅は、大きな引き戸がひとつ。「防犯面を考えると、怖くて夜は締め切っている」。密閉空間の蒸し暑さで、眠れない夜を何度も過ごしてきた。

 クーラーは設置されているものの、「冷えすぎるところもあれば、暑苦しいところもある」とのことで、結果「快適な睡眠とはほど遠い」と打ち明ける。

 そこで、たどり着いた答えが扇風機だった。暑さを払えない気もするが、「一番具合がよかった」という。首振り機能を使えば、均等に涼むことができることや、金銭面もクーラーより負担が少ないことも安心材料で、「眠りにつくには十分」と話す。

 仮設で暮らす中で大事なことは、「どうすれば過ごしやすくなるか」を常に心にとめて、小さな工夫や改善を怠らないこと-。

 「どんな困難な状況に合っても前向きに生きる」とのメッセージにも聞こえた。(宮城学院女子大3年・加藤里香)=河北新報提供

 ◇かとう・りか 宮城県村田町出身。大学1年の時、河北新報社主催の「記者と駆けるインターン」に参加し、取材を体験。その後も学生記者として活動を続ける。

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