支援に「勝利で恩返し」 全日本ソフト出場、秋津小楠クラブ

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全国大会に出場する秋津小楠ソフトボールクラブ=熊本市東区の尾ノ上小

 熊本地震で被害が大きかった熊本市東区沼山津を拠点にする「秋津小楠[しょうなん]ソフトボールクラブ」が、5日から栃木県で始まる第30回全日本小学生男子ソフトボール大会に29年ぶりに出場する。ホームグラウンドが使えず、自宅が全壊した選手もいる中でつかんだ“全国切符”。「勝利で恩返しをしたい」と意気込んでいる。

 創部39年の県内最古参のクラブチームで、小学1~6年生計16人が在籍。週5日、秋津中央公園で練習してきたが、4月の地震後は同公園が避難場所となり練習できなくなった。グラウンドには仮設住宅が建設され、2年間は使用できない見通しだ。また選手たちも被災し、沼山津の自宅が全壊した5年生の島田尚翔君(秋津小)は「ユニホームや野球道具を自宅から探し出すのも大変だった」と振り返る。

 それでも、多くのOBや保護者が練習場所の確保に奔走し、地震から約2週間後にはキャッチボールを再開。周辺の3カ所のグラウンドを日替わりで回って練習を続けて、7月の県大会を勝ち上がった。「地震で練習できなかった分、チームの結束力が上がった」と久川椋丸主将(楡木小6年)は言う。

 創部以来指導する福永敏博監督(62)は「地震直後はチームが存続できないと思ったほどだった。支えてくれた多くの人たちに、勝利で恩返ししたい」と力を込めた。(横井誠)

トピック平成28年熊本地震

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