鳥居再建「頑張らないと」 竹迫日吉神社(合志市豊岡)

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竹迫日吉神社の楼門。手前にあるはずの石の鳥居は、2メートルほどの所から折れ、崩れ落ちた=合志市
柱が折れ、崩れ落ちて割れた鳥居の破片

 熊本県合志市豊岡の「竹迫[たかば]日吉神社」は1200年の創建と伝えられ、楼門と社殿が市文化財に指定されている。楼門は安土桃山時代、社殿は江戸時代の再建という。

 4月16日の本震で、楼門の前に立つ高さ約5メートルの石の鳥居が、2メートルほどの所から折れ、崩れ落ちた。大小16基の石灯籠も倒壊。宮司代務者の坂本房子さん(73)は「無残な姿を見た時は、ショックで涙が出た」と肩を落とす。

 同神社の社殿や楼門は1991、99、2004年と相次いだ台風被害で修復・補強工事をしており、今回は難を逃れた。しかし、文化財指定を受けていない鳥居の再建には、修復費も課題になる。

 坂本さんは「鳥居には『明治二十八年修繕』と刻まれている。恐らく明治の熊本地震でも被害を受け、再建したのでしょう。平成の私たちも頑張らないと」と前を向いた。(宮崎あずさ)